恐怖ダウンロード

「当たり前でしょ?」


「どうして?」


感じ方は人それぞれだ。


それは理解しているけれど夢の憎しみはあたしよりも深く、重たい。


ほとんど同じことをされてきたのに、そこまで差が出るのが不思議だった。


すると夢は地面を睨みつけて、口を開いた。


「そのアプリがダウンロードされてから、また絵を描いてみようと思ったの。今度はきっと、邪魔されないからと思って」


その言葉にあたしは驚いて夢を見つめた。


夢は誰に言われるでもなく、もう1度絵を描き始めていたのだ。


「そっか。それで、どうしたの?」


「……描けなかった」


夢は悔しそうに下唇を噛みしめる。


「え?」