恐怖ダウンロード

☆☆☆

あたしへの損失がちょっとずつ大きくなっている。


そのことが気になったあたしと夢は家の近くの公園に来ていた。


ベンチに座り、アプリを確認する。


「ダメだ。やっぱり止め方がわからない」


いくら調べてみてもアプリを止める方法がわからない。


それに、消すこともできないままだ。


またあのおばあさんを探し出すしかなさそうだけど、見つけることができるかどうかも怪しかった。


なにもかも八方塞がりだ。


「やっぱり、あたしのスマホにアプリが入っていればよかったのに」


夢が悔しそうに言う。


「そんなことになったら、今度は夢に損失が向かうんだよ?」


「あたしはそんなの怖くない」


キッパリと言いきった夢にあたしは目を見開いた。


夢の表情は本気だ。


「あたしならもっと激しい復讐をする。たとえ自分が死んだって構わない!」


「ちょっと夢、本気でそんなこと言ってるの?」


夢は頷く。


あたしだってあの4人のことは恨んでいる。


だけど、自分の命をかけてまで復讐したいと思ったことはなかった。