トイレから出るためにドアに手を伸ばした、その瞬間だった。
突然ドアが大きく開き、昨日見たあの女がトイレに入ってきたのだ。
「キャア!!」
悲鳴を上げ、夢の後ろに隠れる。
夢にはなにも見えていないようで混乱した声が聞こえてきた。
でも、その言葉を理解する暇はなかった。
長い髪の女が狂ったように踊っていたのだ。
それは今朝の靖のような姿だった。
体を壁や洗面台にぶつけ、それでも止まらない。
女の体はぶつかる度に血が滲み、白いワンピースを赤く染めていく。
その姿は恐怖そのものだった。
自分の鼓動がどんどん速くなって言って、恐怖で呼吸すら忘れてしまいそうになる。
女はトイレ内にぶつかりながら踊り狂い、そして最後には壁をすり抜けて消えて行ってしまった。
「靖子大丈夫?」
夢の言葉にあたしは何度も深呼吸をした。
あれだけ寒かった空気が元に戻っているし、嫌な雰囲気も消えて無くなった。
終わった……。
ホッとすると同時に自分の体がガタガタと震えていることに気がつき、両手できつく抱きしめた。
すると、夢がその上からあたしを抱きしめてくれたのだ。
夢のぬくもりにだんだん気持ちが落ち着いてくるのを感じる。
「ごめんね靖子、1人だけに背負わせちゃって」
その言葉のおかげで、あたしの震えは完全に止まったのだった。
突然ドアが大きく開き、昨日見たあの女がトイレに入ってきたのだ。
「キャア!!」
悲鳴を上げ、夢の後ろに隠れる。
夢にはなにも見えていないようで混乱した声が聞こえてきた。
でも、その言葉を理解する暇はなかった。
長い髪の女が狂ったように踊っていたのだ。
それは今朝の靖のような姿だった。
体を壁や洗面台にぶつけ、それでも止まらない。
女の体はぶつかる度に血が滲み、白いワンピースを赤く染めていく。
その姿は恐怖そのものだった。
自分の鼓動がどんどん速くなって言って、恐怖で呼吸すら忘れてしまいそうになる。
女はトイレ内にぶつかりながら踊り狂い、そして最後には壁をすり抜けて消えて行ってしまった。
「靖子大丈夫?」
夢の言葉にあたしは何度も深呼吸をした。
あれだけ寒かった空気が元に戻っているし、嫌な雰囲気も消えて無くなった。
終わった……。
ホッとすると同時に自分の体がガタガタと震えていることに気がつき、両手できつく抱きしめた。
すると、夢がその上からあたしを抱きしめてくれたのだ。
夢のぬくもりにだんだん気持ちが落ち着いてくるのを感じる。
「ごめんね靖子、1人だけに背負わせちゃって」
その言葉のおかげで、あたしの震えは完全に止まったのだった。



