☆☆☆
「なんか、すごいことになったよね」
靖が早退させられてから声をかけてきたのは田淵さんと和田さんの2人組だった。
2人は時々あたしたちに声をかけてくれるようになっていた。
「ほんと、ビックリしたよね」
あたしと夢がニヤついた笑みを顔に張り付かせて答える。
「昨日からどうしちゃったんだろうね」
田淵さんはちょっとだけ顔色が悪くて、怖がっているのがわかった。
無関係なクラスメートを巻き込んでしまったことは少しだけ申し訳ないと思う。
でも、アプリは止まらない。
あたしたちでは、どうしようもないのだ。
それなら思いっきり楽しむことに専念したかった。
「幽霊が見えうるとか言ってたけど、美紀たちは靖が変な薬物をしてたんじゃないかって言ってたよ?」
夢がわざと大きな声で言った。
その瞬間泣いていた美紀がビクリと体を震わせてこちらを見た。
その目は睨んでいるけれど、いつもの怖さは消え去っていた。
「なんか、すごいことになったよね」
靖が早退させられてから声をかけてきたのは田淵さんと和田さんの2人組だった。
2人は時々あたしたちに声をかけてくれるようになっていた。
「ほんと、ビックリしたよね」
あたしと夢がニヤついた笑みを顔に張り付かせて答える。
「昨日からどうしちゃったんだろうね」
田淵さんはちょっとだけ顔色が悪くて、怖がっているのがわかった。
無関係なクラスメートを巻き込んでしまったことは少しだけ申し訳ないと思う。
でも、アプリは止まらない。
あたしたちでは、どうしようもないのだ。
それなら思いっきり楽しむことに専念したかった。
「幽霊が見えうるとか言ってたけど、美紀たちは靖が変な薬物をしてたんじゃないかって言ってたよ?」
夢がわざと大きな声で言った。
その瞬間泣いていた美紀がビクリと体を震わせてこちらを見た。
その目は睨んでいるけれど、いつもの怖さは消え去っていた。