恐怖ダウンロード

探してみてもそれらしいものは見当たらない。


そういえば、最初にこのアプリを消そうとした時も消せなかったんだっけ。


「もしかして消すことも途中で止めることもできないのかな?」


どれだけ探してもそれらしいものは見つけられない。


「それならそれでいいじゃん。別に困ることはないでしょう?」


「そうだけど……」


4人への恐怖がどこまで続くのかわからない。


もしかしたら、一生……?


そう考えた瞬間背筋がスッと寒くなった。


もし一生続くのだとすれば、あたしへの損失も一生に続くということになる。


大した損失じゃないにせよ、昨日みたいな日常が続いて行くことになるのだ。


「靖子、顔色悪いけど大丈夫?」


「へ、平気だよ」


あたしは慌ててほほ笑んだ。


一生なんてそんなことあるはずないよね。


きっといつかは止まるはずだ。


結局あたしたちはアプリを止めることができないまま、次の恐怖が始まったのだった。