恐怖ダウンロード

☆☆☆

外に出ると太陽は傾き始めていた。


でも、あたしへの損失はまだ2つしか終わっていない。


「まだ一緒にいてあげるから大丈夫だよ」


あたしの気持ちを察したように夢が言う。


「うん」


少しだけ心強くなり、夢と一緒に帰り道を歩きだした。


ここから家まで歩いて20分くらいだ。


その間になにかがあるのだろうか?


もしなにもなければ家に戻ってからということになる。


それでは夢に守ってもらうことができない。


グルグルと考えを巡らせていると足元の段差に気がつかなかった。


「痛っ!」


段差の中途半端な場所に足を置いてしまい、そのままひねってしまったのだ。


痛みに立ち止まり、右足首をさする。


「大丈夫?」


「ちょっとひねったみたい」


足首をブラブラと揺らしてみると、大したことじゃないことがわかった。


ちょっと痛むけれど普通に歩くこともできる。


ホッと胸をなでおろして歩き出すと、夢が手を差し出してきた。