☆☆☆
『おまかせ』機能を選んだことで、1日の内に4人全員が恐怖を味わうのだとしたら?
あたしは担架で運ばれていく陸を見つめて、そう考えた。
次々と恐怖を与えられていくのだとしたら?
美紀の叫び声が聞こえてくる。
視線を向けると、愛子が必死に美紀をなだめているところだった。
あの2人も今日中になんらかの恐怖を味わうことになるのだろうか?
「すごいね、あのアプリ」
夢に声を掛けられて現実に引き戻される。
耳に喧噪が入ってきて、少し顔をしかめた。
「ねぇ、このままだと美紀と愛子にも恐怖がふりかかるってことだよね?」
「たぶんそうだろうね」
「だとしたら……あたしへの損失はどうなると思う?」
その質問に夢は一瞬大きく目を見開き、そして黙り込んでしまった。
これだけのことが一気に起きるのだ。
あたしへの損失も、様々なことが一気に起こるかもしれない。
あたしはゴクリと唾を飲み込んだ。
緊張で手にはジットリと汗が滲んできていた。
「どうしようあたし、とんでもないことをしちゃったのかもしれない」
呟くあたしの手を夢が握りしめた。
「大丈夫だよ。靖子にはあたしがいるんだから」
その言葉をあたしはぼんやりと聞いていたのだった。
『おまかせ』機能を選んだことで、1日の内に4人全員が恐怖を味わうのだとしたら?
あたしは担架で運ばれていく陸を見つめて、そう考えた。
次々と恐怖を与えられていくのだとしたら?
美紀の叫び声が聞こえてくる。
視線を向けると、愛子が必死に美紀をなだめているところだった。
あの2人も今日中になんらかの恐怖を味わうことになるのだろうか?
「すごいね、あのアプリ」
夢に声を掛けられて現実に引き戻される。
耳に喧噪が入ってきて、少し顔をしかめた。
「ねぇ、このままだと美紀と愛子にも恐怖がふりかかるってことだよね?」
「たぶんそうだろうね」
「だとしたら……あたしへの損失はどうなると思う?」
その質問に夢は一瞬大きく目を見開き、そして黙り込んでしまった。
これだけのことが一気に起きるのだ。
あたしへの損失も、様々なことが一気に起こるかもしれない。
あたしはゴクリと唾を飲み込んだ。
緊張で手にはジットリと汗が滲んできていた。
「どうしようあたし、とんでもないことをしちゃったのかもしれない」
呟くあたしの手を夢が握りしめた。
「大丈夫だよ。靖子にはあたしがいるんだから」
その言葉をあたしはぼんやりと聞いていたのだった。



