バースデーカード

試しに窓に手をかけてみたけれど、やはり開かない。


鍵は一般的なクレセント錠だけど、それを下げることもできない状況だ。


まるで溶接されているようにガッチリと固まってしまっている。


「新の仕業かもしれない」


そう言ったのは幹生だった。


「どういうこと?」


あたしは驚いて聞き返す。


幹生は真剣な表情で「だって、あいつはもう死んでるんだ。どんな能力があるかわからないだろ」と、早口で説明した。