バースデーカード

『新、あたしだよ、わかる!?』


若菜の声は震えていた。


そんな若菜の声に反応するように、新のまつ毛が揺れた。


『新!?』


和樹が叫ぶ。


閉じられていた新の目が微かに開いた。


若菜が息を飲む音が聞こえる。


『みんな……』


新の声は枯れていた。


まるで何年もしゃべっていない、老人のような声だ。


胸がチクリと痛む。


『俺たち……ずっと……友達だよな?』


その質問に体の奥が熱くなるのを感じた。


何言ってんの。


そんなの当たり前じゃん。


なんでそんなこと聞くの?


そう言いたかったけれど、胸につっかえた言葉は出てこなかった。


代わりにボロボロと涙があふれ出した。


あぁ、もうダメなんだ。


もう新とは会えなくなるんだ。


そう、直観した。