バースデーカード

日記には沢山のコメントもついた。


《元気になりました!》


《いつも応援しています!》


《私の兄弟も同じ病気です。だけど絶対に治る。そう信じています》


コメント内容はそれぞれだけれど、そのどれもに励まされた。


時々人の気持ちを打ち砕くようなコメントもあったけれど、それは自分の日記が沢山の人に見られているからだと解釈した。


『森戸くんの日記すごい人気だねぇ』


ある日看護師さんにそう声をかけられて驚いた。


俺は自分の日記について話したことはなかったから、どうして知ってるんだろうと疑問になった。


すると看護師さんたちの間ではすでに人気になっていて、俺だと気がついている人も沢山いるみたいだとわかった。


『仕事がら、闘病日記とか気になって見ちゃうのよね。読んでるとだいたい辛くなってくるんだけど、森戸くんの日記はほのぼのしていて、好きだなぁ』


そんな風に言われると照れ臭かった。


読者さんがこんなに間近にいるという事実に、ドキドキした。


担当医の先生も、両親も、なんでも続けていくことはいいことだと、俺の背中を押してくれた。