バースデーカード

ベッドから起きているだけで体力が消耗されていくようになっていたから、続けて勉強できるのは20分くらいまでだった。


それ以上体を起こしていると、息切れがしてくる。


だから自然と授業スピードは落ちていった。


月に一回新が来て勉強を教えてくれるけれど、全然ついていけなくなってきた。


それを見た新はまた悲しそうな顔をしかけて、必死でこらえているのがわかった。


辛いのは俺だ。


お前じゃない。


冗談っぽくそう言ってやろうかと思ったが、やめた。


満足に体を起こしておくこともできない俺がそんなことを言ったら、新はまた気に病むだろう。


もしかしたら、もうお見舞いに来てくれなくなってしまうかもしれない。


俺にとって学校の情報は新から受け取るものが大半を閉めている。


そんな新との会話をなくすわけにはいかなかった。


『今日、誕生日だな』


ある日、新がプレゼントの箱を持ってきて言った。


珍しく笑顔の新たに俺の心も温かくなる。


7月3日。


俺たち2人の誕生日だ。