バースデーカード

新や他のみんなと同じように生活することもできない。


そんなままならない人間が、どうして産まれてきたんだろうと。


だけどここは病院だ。


俺と同じような子供たちは沢山いた。


俺よりももっともっと小さな子たちが頑張ってもいた。


そんな姿を見ると、弱音を吐くこともできなかった。


もう少し頑張ろう。


もう少しガンバロウ。


モウスコシ……ガンバ……ロウ。


それは壊れたロボット音声みたいに脳内で繰りかえされた。


頑張ろうと思う度に体調が悪くなっていく気もした。


そんな俺を見たくないからか、それとも彼女とのデートで忙しいのか、新は毎日の見舞いに来なくなった。


3日に1回になり、一週間に1回になった。


それでも新を責めることはできない。


新は小学校時代、ずっと俺と一緒に過ごしてくれたから。


これからは自分の時間を過ごしてほしかった。


『よぉ、彼女は元気か?』


一週間ぶりに訪れた新たに聞く。