バースデーカード

それを聞いた瞬間納得した。


あの子はとても気が強そうで、新のことも簡単にはあきらめないんだろうなと思っていたからだ。


『そっか。よかったじゃん』


『あぁ』


新はまだ赤い頬のまま、そっぽを向いた。


思えば兄弟でこういう話をしたことは今まで1度もなかった。


俺が健康でいられたら、もっと女の子の話とかできていたかもしれないな。


新のことを祝福しても、俺の病気はあまりよくなかった。


あの日ちょっと走っただけなのに、どうしてここまで悪くなってしまうのかと、自分の体を呪いたくなる。


検査、投薬、検査、投薬。


そんな毎日。


勉強は新や両親、それに院内で勉強を教えてくれる先生もいたからどうにかなった。


それでも毎日勉強ができるわけじゃない。


何日も苦しんでなにもできない時もある。


そんなとき、ふと自分はどうして生きているんだろうと考えることがあった。