バースデーカード

そう思った時だった。


女子生徒が先生を連れて戻ってきてくれたのだ。


『こら、なにしてるの!』


目を吊り上げて怒る先生の姿に、さすがの太田くんもひるんでいる。


『だって先生、こいつが!』


大田くんは俺を指さす。


それを見た先生は更に怒り始めた。


クラスメートをこいつと呼ぶんじゃありません!


机を倒したのも太田くんですか?


ちゃんと謝って、自分で直しなさい!


散々怒られた太田くんは唇を引き結び、涙目になって机と散らばった折り紙を元に戻した。


最後には俺にちゃんと謝ってくれたけれど、その目は怒りに震えていたのを、今でも覚えている。