華月「後で部屋に案内する。ところで言っていない話があったから今ここで言おうと思う。」

愛佳「話って?何かあったの。」

華月「実は先週、輝姫と美姫と同盟を組んだ。
あっちの族を助ける代わりに、青竜とやり合う時には助けてもらういう条件で手を組んだ。」

健二「まじか…。輝姫は全国No.10。美姫はNo.8だよな?結構強いんじゃね?」

美波「そうね、仲間にしたのはかなり有利かもしれない。」

修也「だけど、青竜相手だからな…。

あいつらが族相手にどんな手を使ってくるか全く予想出来ねぇっつうのが難点だよな。」

健二「…あぁ、だな。俺昔の仲間麗龍に誘ってみる。」

慎二「俺達もそろそろ対策立てた方がいいんじゃねえか?恐らくあいつらが攻めてくるのは…」

華月「……あぁ、おそらく今年中には攻めてくるだろう。」

零夜「…かなり厳しいな。青竜は族だけじゃなくて組も存在するからなぁ。

本当は厄介なのは組だな。あいつらの汚さは日本一と言ってもいいだろう。」

涼介「…そんなに汚い連中なのか?」

華月「あぁ、敵を倒すためなら手段を選ばない。殺人に対しても抵抗なんてない。

敵だと思ったら、平気で殺す。

武器を使っても、だ。

実際俺らの組の連中もこれまでに数十人青竜に殺されている。

素手ではない、刃物や銃を使ってだ。」

涼介「…。」

涼介はショックのあまり声も出ないらしい。それも仕方ないだろう。