「華月、おはよう。」
気が付いたら零夜が隣にいた。
私はまったく気づかなかった。
「れ、零夜!まだ寝起きなのに部屋に入ってこないでよ!」
寝起きの私の顔はきっと酷い状態だ。布団を急いで被って顔を隠す。
「…ふっ。だったら俺に部屋のパスワード教えるなよ。これじゃあ入ってくださいって言ってるようなもんだぞ?
それにな、寝起きなのは俺もだから安心しろ。」
確かに零夜の髪は寝癖まみれだし、パジャマも肩がずり落ちている。
「…まあそうだけど、いくら零夜とはいえ、寝起きの顔とか見られるの嫌じゃん。」
ベットから起き上がりながら私は不満そうに告げる。
「華月は寝起きでも可愛いから大丈夫。」
零夜は時々こうやってサラッと凄いことを言う。だから零夜はモテるんだろうな…。
「…そうやってまた…」
いくら恋愛に興味がないとはいえ、こうして可愛いって言われたら照れてしまうのが現実。
それを分かって零夜は言ってるんだろうか?
「…ん?てか今日の朝飯はパンケーキらしいぞ。早く行かねぇと無くなるぞ、お前の好物だろ?」
時計を確認しながら、もうないかな〜なんて呟いている零夜。それは敵の情報と同じぐらい大切な情報だ。
「ねえ!零夜!なんでそれもっと早く言ってくれなかったの?食べ逃すとこだったよ〜危ない危ない!」
ササッと制服に着替えながら、零夜と話をする。朝起きた時は流石に抗争が起きることもないし、こうして素の自分でいられる。
「お前、俺だって男だよ?なに普通に着替えてるの?」
零夜はどうやら焦っているようだった。なぜなのか私には全く理解できないけれど。
「零夜が男なら私も男です!ところで零夜、制服あるけど零夜も着替えてく?」
クローゼットにあった零夜の制服を投げて渡す。
「なんで華月が俺の制服持ってるの?おかしくね?」と言いながらもしっかりとキャッチしている。
「私は何でも持ってるの!今日みたいな時のために!零夜と少しでも長く一緒にいたいじゃん。」
十畳弱のこの部屋には色んなものがある。例えば零夜の制服とかも。
零夜は身長が高いから制服は特注なんだ。
こうして朝零夜が部屋に来た時に、制服を手渡せるように私がもう一着持っているんだ。
「…何だよそれ…。」
零夜は耳を赤くして、パジャマを脱ぎ始めた。私は知っている、零夜が耳を赤くする時は嬉しい時と恥ずかしい時だ。
「…ほら早く零夜も着替えて?パンケーキ早く食べたいんだから〜!」
「もう仕方ねぇな。華月ってこういうとこ結構子供だよな。」
若干呆れながらも付き合ってくれるあたり、零夜は優しいと思う。
「ああそうだそうだ。朝にこういう話するのは申し訳ないんだけど…」
今日学校に着けていくのはネクタイとリボンどちらなのかを決めた私は、ネクタイを締めている零夜に言う。
「ん?どうした。」
気が付いたら零夜が隣にいた。
私はまったく気づかなかった。
「れ、零夜!まだ寝起きなのに部屋に入ってこないでよ!」
寝起きの私の顔はきっと酷い状態だ。布団を急いで被って顔を隠す。
「…ふっ。だったら俺に部屋のパスワード教えるなよ。これじゃあ入ってくださいって言ってるようなもんだぞ?
それにな、寝起きなのは俺もだから安心しろ。」
確かに零夜の髪は寝癖まみれだし、パジャマも肩がずり落ちている。
「…まあそうだけど、いくら零夜とはいえ、寝起きの顔とか見られるの嫌じゃん。」
ベットから起き上がりながら私は不満そうに告げる。
「華月は寝起きでも可愛いから大丈夫。」
零夜は時々こうやってサラッと凄いことを言う。だから零夜はモテるんだろうな…。
「…そうやってまた…」
いくら恋愛に興味がないとはいえ、こうして可愛いって言われたら照れてしまうのが現実。
それを分かって零夜は言ってるんだろうか?
「…ん?てか今日の朝飯はパンケーキらしいぞ。早く行かねぇと無くなるぞ、お前の好物だろ?」
時計を確認しながら、もうないかな〜なんて呟いている零夜。それは敵の情報と同じぐらい大切な情報だ。
「ねえ!零夜!なんでそれもっと早く言ってくれなかったの?食べ逃すとこだったよ〜危ない危ない!」
ササッと制服に着替えながら、零夜と話をする。朝起きた時は流石に抗争が起きることもないし、こうして素の自分でいられる。
「お前、俺だって男だよ?なに普通に着替えてるの?」
零夜はどうやら焦っているようだった。なぜなのか私には全く理解できないけれど。
「零夜が男なら私も男です!ところで零夜、制服あるけど零夜も着替えてく?」
クローゼットにあった零夜の制服を投げて渡す。
「なんで華月が俺の制服持ってるの?おかしくね?」と言いながらもしっかりとキャッチしている。
「私は何でも持ってるの!今日みたいな時のために!零夜と少しでも長く一緒にいたいじゃん。」
十畳弱のこの部屋には色んなものがある。例えば零夜の制服とかも。
零夜は身長が高いから制服は特注なんだ。
こうして朝零夜が部屋に来た時に、制服を手渡せるように私がもう一着持っているんだ。
「…何だよそれ…。」
零夜は耳を赤くして、パジャマを脱ぎ始めた。私は知っている、零夜が耳を赤くする時は嬉しい時と恥ずかしい時だ。
「…ほら早く零夜も着替えて?パンケーキ早く食べたいんだから〜!」
「もう仕方ねぇな。華月ってこういうとこ結構子供だよな。」
若干呆れながらも付き合ってくれるあたり、零夜は優しいと思う。
「ああそうだそうだ。朝にこういう話するのは申し訳ないんだけど…」
今日学校に着けていくのはネクタイとリボンどちらなのかを決めた私は、ネクタイを締めている零夜に言う。
「ん?どうした。」



