「…シャワー浴び終わったよ、体拭いてあげるから、ちょっと上体起こせる?」
温めたタオルと洗面器をもって、零夜のベットに腰掛ける。
「よろしく頼む。……痛てぇ。」
何とかボタンは外せた零夜だったけれど、後ろには手が回らないらしいので、私が脱がせてあげることにした。
「これいつの間に彫ったの?」
脱がせて背中を見てみれば、零夜の広い背中には一面龍のタトゥーが入っていた。
「あ、これか?十九歳になった祝いに彫った。
気に入ってるけど、体育の時一緒に着替えられないのはキツいよな。そこまで考えてなかった。」
背中を拭きながら私は答える。
「綺麗じゃん、零夜にぴったりだよ。」
「だろ?これ兄ちゃんのデザインなんだ。
本当は兄ちゃんが組長になった時に、彫る予定だったらしい。
だけど死んじまったから俺が代わりに彫ることにした。」
温めたタオルと洗面器をもって、零夜のベットに腰掛ける。
「よろしく頼む。……痛てぇ。」
何とかボタンは外せた零夜だったけれど、後ろには手が回らないらしいので、私が脱がせてあげることにした。
「これいつの間に彫ったの?」
脱がせて背中を見てみれば、零夜の広い背中には一面龍のタトゥーが入っていた。
「あ、これか?十九歳になった祝いに彫った。
気に入ってるけど、体育の時一緒に着替えられないのはキツいよな。そこまで考えてなかった。」
背中を拭きながら私は答える。
「綺麗じゃん、零夜にぴったりだよ。」
「だろ?これ兄ちゃんのデザインなんだ。
本当は兄ちゃんが組長になった時に、彫る予定だったらしい。
だけど死んじまったから俺が代わりに彫ることにした。」



