「華月?もう二日だぞ……?」

病院にお見舞いに来た修也は言う。

「少し休めよ?まる二日寝てないだろ。お前が体調崩すぞ。」

修也は心配そうに私の顔を覗き込みながら、零夜の生活用品を机の上に置く。

「…大丈夫。」
正直何も大丈夫ではなかった。寝不足と貧血で頭はフラフラするし、はたらかない。
食事もとっていないから、倒れるのは時間の問題だろう。

それでも、零夜が目を覚ました時私がいなかったら悲しいだろうから、絶対に寝たり食べたりしないと心に誓っている。