先生は、毎晩電話をくれるようになった。 何でもない話で笑ったり、お姉ちゃんに電話を換わったりした。 毎晩の電話が、一日の楽しみになってたんだ。 新学期が始まり、何かと忙しい先生。 それに、学校ではやっぱりあんまり話せない。 目と目だけの会話・・ ほんとにそんな感じ。 依子のことを先生に話そうか悩んだ。 先生に心配かけたくなくて、言うのをやめた。 それと、正直・・・ 怖かったから。 先生が、『やっぱり無理だ』と言い出して、私から離れるのが怖くて言えなかった。