噴水の音に


負けないように


叫んだ。



「先生、大好き!」




振り返る先生の笑顔が

涙でよく見えないよ。






左手の薬指のリングが


キラキラと輝いてる。







「ほら!」



差し出された左手に


優しく包まれる右手。




いつまでも


こうして


先生の手に


包まれていたい。





この先、どんな未来が待っているのか


私達には


わからない。






だけど、確かなものがある。





この繋がれた手から伝わる愛・・・