「先生・・・?」


「ごめん・・・俺・・・お前じゃなきゃだめ・・」



抱きしめられたままの体に響く先生の声。


「ずっと・・・何度もここで待ってた・・・お前のこと・・」



 
廊下から生徒の声がしても


先生は


抱きしめる腕を緩めない。



「先生・・鍵閉めなきゃ!!」


「お・・おぉ・・・」


鍵を閉める先生は左手で私を抱きしめたまま。


「言ってよ・・アレ!!」


「ん?? ・・あぁ・・鍵閉めちゃった・・・へへへ」


ニヤッと笑う先生の胸に顔を埋めた。




大好き



大好き





やっぱり


私も



先生じゃなきゃだめ






先生を幸せにするのは



私じゃなきゃ


やだ・・・