舌を絡めてくるたっくんは、私の知ってるたっくんじゃなく

大人の人って感じだった。



明らかに龍とは違うキスだった。



舌の奥の方まで舌を絡ませ、

手は私の首の後ろ。



舌を離すと、優しく唇にキスをした。



「・・ごめん・・・まだ返事も聞いてないのに・・止めれなくて・・」


たっくんはベンチの背もたれにもたれかかり、夜空を見上げた。



「好きになっていい?って聞くの忘れてた。私・・もう好きなんです。」


「マジで??マジで本気だって思っていいの?」


子供みたいな顔で喜ぶたっくんを見て、すごく結婚したいって思った。


まだよく知らないけど、きっとたっくんと私は運命なんだ・・なんて思った。



「正式に・・・俺と付き合ってくれる?先にキスしちゃったけど・・」


「うん・・・私・・・初めて会ったときから好きになってて・・嘘みたい。」


真っ赤になる私の頬に触れたたっくんは、

また私の唇を塞ぐ。



今度は、もっと激しく・・


このままエッチまで行っちゃうんじゃないかってくらいのキスだった。