「こちらからお選びください。」


とうとうデザートメニューがテーブルに置かれた。



季節のジャラート

いちごのタルト

真っ白プリン

黒ゴマアイス



「選べないんだろ??」

「うん・・・迷う~~!!」

「はははは・・・」

「・・・う~ん・・いちごのタルトにする。」

「じゃあ、いちごのタルトとプリンでお願いします。」


先生は、ニヤニヤしながらシャンパンを飲み干した。


「どうせプリンと悩んでたんだろ??半分こしような!」

「先生・・・だい・・」


先生、大好きと言いかけて

その言葉を飲み込んだ。



こんなささいなことで


先生との愛の深さを感じる。




先生は、私がしてほしいことを

言わなくても

わかってくれて・・



真っ白プリンと悩んでた私の気持ちわかってくれる先生は

最高の彼氏だよ・・



でも、最後のデザートの時間。



ちゃんと言わなきゃ。