音楽室の黒板に書かれた歌の歌詞を

何度も読んだ。





『春の日 夏の日 恋の日  切なく苦しい恋

 だけど 人は恋をする

 信じることが どれほど人を強くするか

 恋をした人しか知らない』





一体誰の歌?


音楽の先生の作った歌?



先生の話を聞きながら



『信じること』


という字をずっと見つめていた。