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「……ええええ？！んな、なんで、ばんりせんぱ、が」
「おじゃましまーす」
驚いて大声出して、ゴホゴホ咳してるゆんちゃん。
元気そうかと思ったけど、案外症状は酷めらしい。
ココちゃんに教えてもらったとおり、ゆんちゃんの家に来て、インターホンを鳴らしたら。
本当にココちゃんが来ると思ったらしく、なんの躊躇もなくドアを開けてくれた。
少し鼻声だし、熱のせいか、顔も赤い。
「せんぱ、」
「ゆんちゃんが寂しがってたら不安だから来た。
……だめだった？」
ちょっとここは、説明省きたい。
ゆんちゃん苦しそうだから、俺のせいだけど、早く安静にしてほしい。
しゅんとして言えば、ゆんちゃんはあたふたして「ぜ、んぜんっ」だって。
嬉しい、って顔、滲み出てる。
