そう思った___ 途端。
「え、バンリ先輩?!」
なんとコスプレ写真館となったうちの教室に、前触れなく現れたのは……、大好きな万里先輩。
女の子がきゃーきゃー騒いでいて、複雑だけど、先輩から目が離せなくなる。
……なんで、来るの。
わたしから行こうって思ってたのに。
もう……、ほんっっとズルいんだから。
「ゆんちゃん、どこ」
先輩の登場に騒然としていた空間に、
そう投げられた声。
あまりにもその言葉が耳に通るから、
恥ずかしくて、でもそれより何倍も嬉しくて俯いた。
けれど、他のクラスメイトが気を利かしてくれたのか、わたしの居場所を教えたみたい。
「みっけ」
さっきまで隣にいた夏川くんは面白そうにちょっと離れたところで見つめている。



