もう何からなにまで、衝撃の連続すぎて困る。
けっきょく、もう気になってる自分がいる。
きっと、万里先輩にとったら何気ない出来事なのかもしれない。
けれど。
わたしには、ちょっと刺激的すぎた。
だれのかわからないあっまい香水の匂いなんか残しちゃって。
……せめて、自分の匂いでも残していけばいいのに。先輩のばか。
「あ、ゆんごめんね〜〜」
ぼーっとしていたら、愛先生はふらっと戻ってきた。
手にはなにやらコンビニの袋。
……いちおう先生なのに、そんなので大丈夫なのかな。
少し心配になりながらも、愛先生が「ゆんの好きなミント、」と言って渡してきたアイスはありがたく受け取った。



