空を見上げたら、綺麗な青空が広がって…


深呼吸して、そして、ゆっくりと吐く…


今日は仕事が休みで、何をしようかと朝から考えてたら、工藤先生が連絡をくれた。


自分の工房に来ないかって…


工藤先生の作品は、今はなかなか手に入らない。


数ヶ月以上も待っているファンの人がたくさんいて…


実は、私もその1人。


注文を入れて楽しみに待っている。


自宅兼工房、そして、その隣に小さなお店があって…


誰も雇わずに、1人で頑張ってるみたいだった。


と、言っても全て予約だから、お店には何もない状態だけど…


私は…


工房に行けるワクワク感と、作品が見れるかも知れないという微かな期待に胸を踊らせていた。


『お邪魔します』


店に入ると誰もいなくて、どうしようと思ってたら、奥から工藤先生が出て来た。


うわ…


すごいオーラだ。


その姿に思わず体が固くなった。