『おはようございます。よろしくお願いします』
連絡先を交換した麗央さんから、私に電話があったのは、それから1週間後だった。
本当に…
あの夜のことは、今でもまだ現実に起こったことじゃないように感じてる。
「紅月 麗央」って、本当に実在するの?
「ベストライフ」って言う外資系保険会社の副社長だって言うことも…
全部が幻なんじゃないかって…
だけど…
スマホから聞こえて来たのは、明らかにあの時のあの男性…紅月 麗央さんの声だった。
恐る恐る言われるままに、ベストライフ東京本社に出向くと、ロビーで私を出迎えてくれた女性がいた。
『よろしくね。水瀬 桜桃羽さん。あたしは波山 百合(はやま ゆり)』
その女性は、とても優しい笑顔で自己紹介した。
『波山…さん。水瀬です。よろしくお願いします』
『なるほどね』
『え?』
連絡先を交換した麗央さんから、私に電話があったのは、それから1週間後だった。
本当に…
あの夜のことは、今でもまだ現実に起こったことじゃないように感じてる。
「紅月 麗央」って、本当に実在するの?
「ベストライフ」って言う外資系保険会社の副社長だって言うことも…
全部が幻なんじゃないかって…
だけど…
スマホから聞こえて来たのは、明らかにあの時のあの男性…紅月 麗央さんの声だった。
恐る恐る言われるままに、ベストライフ東京本社に出向くと、ロビーで私を出迎えてくれた女性がいた。
『よろしくね。水瀬 桜桃羽さん。あたしは波山 百合(はやま ゆり)』
その女性は、とても優しい笑顔で自己紹介した。
『波山…さん。水瀬です。よろしくお願いします』
『なるほどね』
『え?』