一夜の奇跡は真実の愛を灯す~副社長の甘い誘惑に溺れて~

私達は、麗央さんのマンションにいた。


男と女が求め合う欲望は…


甘く、深く、果てしない。


『桜桃羽の全てを俺のものにする。絶対に誰にも渡さない』


やっぱり…


私は、間違ってなかった。


あの時、私は…


きっと、素直な気持ちで涙を流し、麗央さんを好きになった。


なのに…


いろんなことが邪魔して、麗央さんへの想いに蓋をしていたんだ。


こんな素敵な人、絶対、好きになっちゃいけないって…


自分で自分に暗示をかけて…


確かに…


工藤先生も、龍聖君も、本当に素敵な男性だ。


私にはもったいないくらいに。


でも…


私の心と体は…


今はただ1人、麗央さんだけを求めている。