『わ、私、帰ります。演奏、ありがとうございました。失礼します』
そう言って、慌てて席を立とうとしたら、紅月さんが私の腕をつかんだ。
ハッとして、思わず、紅月さんの目を見てしまった。
『帰さない。今夜は…もっと君といたい』
あまりに甘くてドキッとするセリフに「この人になら騙されてもいい」って…
なぜか、そんなこと思ってしまった。
『そ、そんな言葉…私なんかに言っていいんですか?奥さんか彼女さんに怒られますよ』
『…そんな相手はいない』
淡々と話す紅月さん。
『…紅月さんみたいな人にパートナーがいないなんて、嘘ですよ。やっぱり、こんなの良くないです。私、帰ります』
そう言って、慌てて席を立とうとしたら、紅月さんが私の腕をつかんだ。
ハッとして、思わず、紅月さんの目を見てしまった。
『帰さない。今夜は…もっと君といたい』
あまりに甘くてドキッとするセリフに「この人になら騙されてもいい」って…
なぜか、そんなこと思ってしまった。
『そ、そんな言葉…私なんかに言っていいんですか?奥さんか彼女さんに怒られますよ』
『…そんな相手はいない』
淡々と話す紅月さん。
『…紅月さんみたいな人にパートナーがいないなんて、嘘ですよ。やっぱり、こんなの良くないです。私、帰ります』



