でも、いろいろあって、今に至って…


そこには、波山さんの苦渋の決断や…涙もあったんだろう…


やっぱり…


自分が素直になれなかったこと、後悔してるのかなって…


だから私に…そんな風にアドバイスしてくれたのかも知れない。


私には波山さんのそんな言葉が、心に真っ直ぐ響いた。


『…ありがとうございます…私のために真剣にアドバイスして下さって…すごく嬉しいです。嫌われる覚悟で波山さんに全てを話して良かったです』


『まさか、嫌うわけないじゃない。水瀬ちゃんは私の妹みたいなもの。それに、いっつも頑張ってる。こんな良い子には、絶対に幸せになってもらいたいからね。誰にするかなんて、考えなくていいのよ。素直に、感じるままに…ね。きっと…最高に輝く未来が待ってるから』


どうしてこんなにも自信に満ち溢れた答えを出せるんだろう…


人生…の経験者…だからかな。


それに、妹みたいって…すごく嬉しかった。