「…なに?」
「………藤田さんの連絡先教えて」
「どうして?」
「どうしてって、お前!それを俺に言わせるのかよ」
「…え」
言わせる…って別にそんなつもりはない。
普通に理由を聞いただけだし、答えてくれてもいいと思う。
それより、連絡先を教えてって…。
そういうのは、
「本人に聞いたら?」
未緒は優しいからきっと教えてくれる。
あっ、でもサバサバしているところもあるからイヤがるかな…?
「あーわかった。そうするわ」
隼人は「じゃーな」と言い残してスタスタと歩いていく。
…今のはなんだったの?
ポカンと立っていたら、ふいに、ひょこっと遥斗くんが現れてびっくり。
「あ、星野さん。今のって……」
「遥斗くん!いまのは…」
そこで一旦口をつぐむ。
今のって…隼人のことだよね?
「水瀬隼人って…D組なんだけど」
「みなせ…はやと…」
「俺と名前似てるな」と呟かれた声は私に届かなかった。
「………藤田さんの連絡先教えて」
「どうして?」
「どうしてって、お前!それを俺に言わせるのかよ」
「…え」
言わせる…って別にそんなつもりはない。
普通に理由を聞いただけだし、答えてくれてもいいと思う。
それより、連絡先を教えてって…。
そういうのは、
「本人に聞いたら?」
未緒は優しいからきっと教えてくれる。
あっ、でもサバサバしているところもあるからイヤがるかな…?
「あーわかった。そうするわ」
隼人は「じゃーな」と言い残してスタスタと歩いていく。
…今のはなんだったの?
ポカンと立っていたら、ふいに、ひょこっと遥斗くんが現れてびっくり。
「あ、星野さん。今のって……」
「遥斗くん!いまのは…」
そこで一旦口をつぐむ。
今のって…隼人のことだよね?
「水瀬隼人って…D組なんだけど」
「みなせ…はやと…」
「俺と名前似てるな」と呟かれた声は私に届かなかった。