好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

「はい、お邪魔します。」

「後で部屋にお菓子とお茶持っていくわね〜」

「お気遣いなく......」
そう言うと彼女は2階へと上がってきた。

コンコンッ──

「菜乃花いるんでしょ......」

「......」

どうしよう......今会いたくない。

私が部屋の中で考えていると......

「......開けるね」

彼女はそう言って部屋に入ってきた。