好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

「話はそれだけ?それじゃあ俺は行くね」

早く菜乃花のところに行かないと、

振り返ろうとした瞬間思いっきり抱きつかれた。

「待ってください!」
......は?
何が起きた......!?

「ちょっ君話して......」

元々女の人は得意なほうじゃなく......なんなら苦手な方だ。

家族や菜乃花以外とは関わりたくもない......
それなのに知らない女に抱きつかれてる......

「嫌です!先輩の彼女にしてください」

「はぁあ!」

いや今俺君のこと振ったよね?
後輩だから大目に見てたけどこれじゃあ埒が明かない。

「じゃなきゃ離れません!」