好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

自信なさげに返事する菜乃花......

「まっあとは早く寝て明日に備えること、もう遅いから帰るよ」

こんなに勉強したんだきっと菜乃花も疲れてるはずだ......

「それじゃ、明日がんばろうな、菜乃花!」

俺が帰ろうと、立ち上がった瞬間......

「あ......ありがとねそーちゃん」

菜乃花はニコッと笑ってお礼を言ってきた。

不意打ち......

久しぶりにみた菜乃花の笑顔は破壊力が凄かった。

「いーえ。これで悪い点とったら、夏休みも勉強するからな。」

俺は誤魔化すように、冗談交じりなことを言った。