好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜





──ポタ、ポタ

読んでいて涙が止まらなかった。

その手紙に綴られていた菜乃花の本心。


愛してる──

その言葉を聞けただけで十分だ。


だけど、菜乃花

このブレスレットを外すことも....


「他のやつを好きになるなんてきっとこの先ないよ」



だって特別な人にはもう巡り逢ったんだからな

最初で最後の俺の愛おしい人。



「菜乃花、俺も愛してる....」


この気持ちを胸に抱き菜乃花の分まで生きるよ。



──きっと俺たちならまた巡り逢える。

あの日、俺たちが出会ったのも運命なのだから。