葬儀が執り行われてから1ヶ月。 ──1ヶ月。 もう1ヶ月がたった。 俺はあれからどうやって朝を迎えて夜を超えたのかあまり覚えていない。 まるで世界から色が消え去ってしまったかのようだ。 何も感じない..... 母さんと父さんも、ずっと心配してくれている。 頭の片隅ではわかってる.... このままじゃいけないんだってこと。 だけど、前を向くには時間が足りなさすぎる。 菜乃花との思い出は過ごした年月よりも濃く長く感じる。 ......ダメだな、俺....。