忘れたい、忘れたい、忘れたい!
どうしたら忘れられるんだ....
───そーちゃん──
今だって菜乃花の声が聴こえる。
......今の彼女と身体を重ねてしまえば忘れられるのかもな。
そんなことが頭をよぎる。
サイテーなのは俺かもな...。
気づけばもうラストの観覧車
結局あの日としたことはほぼ一緒だった。
「ねぇ、輝空くん....輝空くんは前の彼女のこと忘れたいんだよね」
突然のその言葉に驚きが隠せなかった。
「今日一日デートしてわかったの....私じゃない誰かと重ねてたよね」
ああ、気づかれてたのか。



