「あの、一条くん好きです」


今俺は告白をされている。

菜乃花と別れてから2ヶ月。



菜乃花が学校に来なくなっていつの間にか俺たちは別れた噂が流れ、


告白をしてくる奴が増えていった。



「......ごめん、少し考えさせてくれる、」

「は、はい!」


はぁ、これで何人目だろ....


前の俺なら呼び出されても行かなかった。

それに、すぐに断った。


それもこれも、全部菜乃花のせいだ!


「くそっ....菜乃花のバカやろう....お前のことなんか忘れてやる....っ」


2ヶ月たった今、俺には菜乃花を忘れるしかないことがわかった。


「あんな薄情なやつすぐに忘れてやる」



もう会えないのなら、俺だってお前のことなんかすぐに''好きだった’’の過去形にしてやる...っ!


新しい彼女だって作ってやるんだからな!


あとになって戻ってきたって遅いんだからな。

俺を手放したこと一生後悔しろ。