好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

「そーちゃんのことは今でも好きだよ、なんならこの先も....」

「じゃあ!」

「でも!好きなだけじゃダメなの....」


この先のことを考えたら余計に。


「どうゆうこと....」


「言ったでしょ、治る確率が低いって....そーちゃんにはこの先の未来がある、でも私には未来があるかすら危ういの。」


だから一緒にはいられなかった。



「きっとそーちゃんなら優しいから私が病気でも、そんなこと関係なしに付き合ってくれる....だけど、そんなのお互いにつらいだけだから、」


だから私はそーちゃんの手を離した。

言っていて苦しくなる....

「菜乃花は、本当にそれでよかったと思ってる?」


真っ直ぐに私の瞳を捉える。

「え......」