好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

何言っても見抜かれそう。

「うん、好きだよ」


「じゃあ!」


なんで?そう言いたげな顔。



「ちゃんと、理由話すね」


いつもとは逆、いつも取り乱すのは私の方だけど、今日は雪ちゃんの方が取り乱してる。



いつもより落ち着いてる私に気づいたのかストンと座ってこちらを見た。


私は一呼吸おいてから、話し始めた。



「私ね、病気なの....」


シーンと静まり返る。


「治る確率が低いの....」

雪ちゃんの方に目を向けると信じられないって顔をしていた。