好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

そーちゃんを抜かすことは出来なかったけど、
──だけど2位取れたんだよ。

幼なじみとしてだけど、沢山褒めて欲しい。

はやる気持ちを抱きながら、そーちゃんを探した

あっ!見つけた!

「そーちゃ──」

えっ、誰?その人......私の瞳に映ったのはそーちゃんと女の子が抱き合っている姿。

後ずさりしたあと、私は振り返って全力で走り出した。

な......何これ......
その時私の頭の中の線と線が繋がった気がした。

あぁそっか、居たんだそーちゃんに好きな人が、いつも私の傍にいてくれるから気が付かなかった。
本当は、告白もちゃんと通じてて、あえてあんなふうに言ったのかな?

嫌なことばかり浮かんでくる。

これが本当に本当の終わりなのかもしれない──