好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

──夜。


──プルルルッ──プルル、──プツ、


『もしもし、雪ちゃん....』

『菜乃花!良かった、連絡取れて一条に聞いても知らないって言うし.....』


『そっか、ごめんね...』


私は後日この病院まで来てもらうように言った。

細かいことはその時に話すと言って....。



『それじゃあね雪ちゃん....』


───プツッ。




久しぶりに雪ちゃんの声を聴いた。


そーちゃんに聞いたって言ってたけど....


そーちゃん元気なのかな....


あんな最低な振りかたした私が考えていい事じゃない......


頭まで布団中に入りゆっくりと目を閉じた。