好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

いや違う....わかってたんだ、最初から......私はこうなることをきっと、


私......こんな子だったけ?


少し前までの私は泣いてばっかりで、甘えたでそーちゃんに頼ってばっかだった。


こんなに冷静な自分は知らない。


......大人になったのかな、



目を閉じれば脳裏にそーちゃんと雪ちゃんの姿が写る。



3人で大人になりたかったな...。



私は2分の1の確率に負けた。



そーちゃんの隣にはずっと私だと思ってた。

一緒に大人になるんだと....



───ポタッ、ポタ。


あ...れ、私....泣いてるの?


視界が濁る。


なん、で?わかってたことなのに....どうして今更涙が出るの?


「う....ふっ....」


拭っても拭っても溢れだしてくる涙。