好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

料理をしている菜乃花を後ろから抱きしめる。


「わっどうしたのそーちゃん、」


「んーちょと、ね」


菜乃花の首筋に顔を埋める。



「もしかしてお腹すいた?もうできるからね」


「あぁ菜乃花の手料理早く食べたい」



なんだかこの会話、すげー夫婦みたい。


「結婚してるみたいだねこの会話」


「あぁそうだな」


たった今俺も同じこと思ってた。


さらにぎゅーっと少しだけ強く抱きしめた。




「よし!できた。そーちゃん食べよう」



4人がけのダイニングテーブルに向かい合って座る。


「「いただきます」」


菜乃花の手料理久しぶりだな。


口に運ぶとめちゃめちゃ美味かった。


「美味い」

「ほんと!良かった〜」


ホッとした顔をして菜乃花も食べ始めた。