軽く口にチュッとすると、菜乃花の顔がぶわっと赤くなる。



そんな顔を見たせいか俺の中にある理性がプツンと切れた音が聞こえた。



朝だって分かってはいたけど俺は菜乃花に深い口付けをした。



「えッそーちゃ、んんっ」


菜乃花から甘い声がこぼれる。


「まっ....まって...そーちゃ、朝....っ」



朝だってことぐらいわかってる。


だけど、止められるはずがない。


昨日から俺の理性なんてグラグラだ。


菜乃花はわかってるのか....その声や仕草がさらに俺を煽っていることを....



まぁわかってないだろうな。