好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜


首にピリッと痛みが走る。


「んっ、痛......」


そーちゃんは今何をしたんだろう.....


満足そうに私を見ている。


あんなに綺麗に着付けてもらった着物も、気づけば乱れている。


恥ずかしい......


だけど、触れてほしい......


この気持ちはきっと、そーちゃんだからなるもの。


私を見るそーちゃんの瞳が熱を帯びていて、まるで大切なものに触れるみたいに優しい.....


愛されてるって実感する....。



少し前まであんなにもすれ違っていた気持ちが今では好きあっているなんてまるで、夢のよう。