「よし!書けた。」
これでバッチリ!
「なんて書いたんだ?」
「えっ!秘密だよ」
そう、秘密。
これはそーちゃんには見せられないお願いだから。
「そうゆうそーちゃんはなんて書いたの?」
「ん?俺....俺はね、ほら....」
そーちゃんが書いたエマを見せてくれた。
──これって、
『この先も菜乃花と一緒にいれますように。
輝空』
......そーちゃん。
この時嬉しいはずなのにものすごく胸が傷んだ。
私も.....私も同じ気持ち。
だけど、素直に喜べなかった。
泣きそうになるのをぐっと堪えて、そーちゃんに抱きついた。



