「ねぇ、そーちゃん....」
「ん?」
「そーちゃんは何をお願いするの?」
気になる。
「んー秘密。」
「え〜教えてよ〜」
そーちゃんの裾を引っ張る。
「こうゆうのは言ったら叶わなくなるんだよ」
そうなんだ....。
でも、気になるな....。
うーんと葛藤してると。
「ほら、俺たちの番が回ってきたよ」
「あ、うん」
お賽銭に十五円を投げ入れ、鈴を鳴らした。
目を閉次手を合わせて祈っている途中、チラッとそーちゃんが気になってみた。
すごく熱心にお願いしてる。
そーちゃんはいったい何を願ったのだろう.....。



